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2011年7月11日 (月)

ISTMのCTM(国際渡航医学会の試験)⇒勉強編

 さて、渡航医学の勉強は何をすればいいでしょう?

 私はほとんどゼロの状態でした。教科書もどれがいいのか分からない状態でした。渡航医学の教科書も少ないですし。

 インターネットを探れば、幾つか出てきました。役になったのを幾つか挙げてみます。

1.Travel Medicine: Expert Consult:これが定番のようです。分厚いハードカバーです。平易な英語で書かれています。ワクチンのところだけ読んでも面白いです。

 ちなみに、あとで書きますが、編者のKeystone先生はとてもユーモアにあふれた人です。

2.Mcqs in Travel and Tropical Medicine: 3rd Edition :これも定番の問題集。間違いや古いところが多いと言われていますが、3版になりましてこれでも改善されたようです。問題集はこれしか無いので仕方ありません。

 一部を日本語で解説してくれたブログがあります(感謝!!)。

 一度問題を解いてください。そして、出来の悪さに打ちひしがれてください。飛行機の気圧とか、ラッサ熱の語源となった街はどこにあるかとか、チンプンカンプン。何度も問題集を繰り返してみましょう。

 私はソフトカバー版をアマゾンで買いましたが、ネットでPDF版も買いました。7ドルちょっとで輸送費もかかりません。iPadに入れて四六時中読んでました。GoodReaderを入れると、デジタル付箋をはったりマーキングができるので、重宝します。残念ながら、どこで買ったのか探してみたけれど分かりませんでいした。アマゾンではアメリカ版でも買えません。申し訳ないのですが、ご自分で探してください。ネットとクレジットカードがあれば、普通に買えるはずです。

3.CDC Health Information for International Travel 2010 :こちらも定番です。CDCのイエローブックです。最近新しいのが出ました。ネットでも読むことができます。

http://wwwnc.cdc.gov/travel/page/yellowbook-2012-home.htm

4.WHO:International travel and health 2010年版のPDFはフリーで入手できました。iPadにいれて読み込んでいましたが、2011年は有料のようです。

5.抗菌薬の考え方、使い方〈ver.2〉:日本には2冊しか無い(青木本と岩田本)抗菌薬教科書の片一方。馴染みのないマラリアの勉強になりました。

6.旅行医学質問箱:日本旅行医学会が出しているものです。試験にものすごく役に立ったというわけではありませんが、日本と世界のギャップを意識して書かれているので、分かりやすかったです。

7.Online lecture :実際に行われたレクチャーを録画したものを見ることができます。幾つかあるのですが、私は模擬試験(Mock A&B)を受けました。

 決して安くはないのですが、受ける価値はあるともいます。Aは渡航医学の大御所 Keystone先生の講義です。とてもユーモアにあふれた講義で笑いが止まりません(「閲覧注意」な画像もあり)。

番外編:寄生虫博物館 ご存知目黒の寄生虫博物館。渡航医学と寄生虫はマラリアと並んで切っても切れない縁です。息抜きに久しぶりに立ち寄りました。勉強が目的ではありません。

 ちなみに、勉強は試験開始の6ヶ月前から始めました。本格的に始動したのは一ヶ月前からでしょうか?

 一ヶ月ほどお酒を経ちましたが、一ヶ月お酒がなくても人間大丈夫なのだな、と思いました。

 続きは、またあとで。

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