26. 気管支喘息の対症療法
II 外来治療
B 治療効果の評価、反復吸入
「ここまでの処置で改善が乏しい場合には次のCあるいはD、またはその併用にすすむ。」が追加。(注:Cは「アミノフィリン静注、点滴」、Dはステロイド薬)
C アミノフィリン静注、点滴
変更なし。テオフィリン血中濃度の測定によるloading量の記載もあり。
D ステロイド薬
内服のプレドニゾロン(プレドニン)の上限について記載あり(最大50mg)。
「・・・その内服が困難な場合はデキサメサゾン(デカドロン)エレキシル0.2-0.3mg/kgを1-2回分処方し、初回分を直ちに内服する。」が「・・・あるいはデキサメサゾン(デカドロン)エレキシルまたは錠剤(粉末)0.2-0.4mg/kg(最大14mg)を2回分処方し、初回分を直ちに内服、翌日にもう一回内服する。」に変更。
E 帰宅後の治療
抗コリン薬についての項目が削除。
(4) β2刺激薬吸入
「・・・硫酸サルブタモールあるいは塩酸プロカテロールの吸入を十分に安定するまで3-6時間ごとに反復する」が「・・・1日数回反復する」に変更。
III 入院治療
F ステロイド剤
「初回はプレドニゾロン(水溶性プレドニンなど)あるいはメチルプレドニゾロン(ソル・メドロール)1-2mg/kg静注」が「1-1.5mg/kg(最大50mg)静注」に変更。
IV 呼吸不全
C 人工呼吸管理
吸入麻酔薬で、「イソフルラン」の他に「セボフルランなど」が追加。
付:急性細気管支炎
「アドレナリン(エピネフリン)の吸入やステロイドホルモンの使用を積極的に奨める根拠は無い」が「・・・積極的に奨める根拠は無いが、最近、高容量の両者併用の可能性を示した報告がある」が追加。根拠となる文献も追加。
Plint AC, et al.: Epinephrine and dexamethasone in children with bronchiolitis. N Engl J Med 360:2079, 2009.
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