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2011年3月10日 (木)

残念至極:ヒブワクチンと小児肺炎球菌ワクチン会議で、目玉が飛び出る話

この前の、会議はもう、がっかりでした。

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r985200000141ko.html

 内容は後日明らかになると思いますが、ワクチンに対する温度差が委員の中でもあり、あっちの方向に向いているとも思える人もいました。

 結果は「ワクチン接種と死亡との明確な因果関係は認められない」としながらも、「安全性を判断するにはさらなる情報収集が必要」として結論は持ち越されてしまいました。

 過去に起こったワクチンと死亡との因果関係を、100%否定することも肯定することもできません。マクロ(疫学データなど)で関連はないというデータが出ても、ミクロ(個々の事例)で関連はないとは言い切れないのです。100%因果関係を否定するには、「実はワクチンをしていませんでしたよ」という証拠を出すしかありません。

 5例という数字が報道されていますが、その一方で分母である日本でのこれまでのワクチン接種数(ヒブワクチン150万、小児肺炎球菌ワクチン100万)や、ワクチンで救われた命の数という話があまり出なかったのは残念です。

 あと、もっと残念で息を飲んだのは、一度サスペンド(中断)したのを再開するのは難しいという趣旨の発言です。

(出展追加)
http://twitter.com/#!/igakukaishinbun/status/45077253364793344


(  Д )    ゚   ゚

(目玉が飛び出る図)

 なにか問題があるかもしれないという事例があり公的権力でとりあえず中断するというモデルは以前からありました。日本脳炎ワクチンがいい例ですが、その後の対応がグダグダで再開までに非常に長い時間を要しました。日本脳炎の感染者が続いたにも関わらずです。あと、百日咳の事例もあります。

 一度中断して明らかな因果関係がなければ注意喚起をした上で速やかに再開するのならまだしも、その気がなければ最初っから中断するべきではありませんでした。今後ワクチンや他の医薬品で、このようなモデルが普通になれば、守られるべき命が守れなくなってしまいます。

 ともあれ、次の会議は二週間後(3月21日春分の日の週)です。同時接種も含めた速やかな接種再開を期待しています。でも、会議の早期再開も期待しています。

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コメント

 因果関係ということで、接種後の嘔吐が増えているとか、上気道炎症状が増えているとか、その他傍証となりうるデータがあるのかないのかすら情報がないのはおかしいのではないでしょうか。

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