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2011年3月18日 (金)

震災後のワクチン対策:思い切った対策が必要

 今回の大震災では、直接被害が出なかったところでも影響がで始めています。

 医療にも深刻な状況が出ています。ワクチンに関することでは

被災地外

  • ワクチン供給の問題
  • 停電によるワクチン破棄
  • 輸入ワクチンでは、輸入が滞る恐れ
  • 破傷風トキソイドなどのワクチンを被災地に最優先で送るため、被災地外でのワクチン枯渇
  • 今のところ確認取れないが、震災によるワクチン工場被災または震災地への薬品を優先するための供給不足の可能性。
  • 停電によるワクチン外来の中断
  • ガソリン不足による、受診困難
  • 情報の混乱により、ワクチン接種が二の次になる

上記の結果起こること
 ワクチン接種間隔や接種年齢がずれて、定期接種から外れる可能性あり。

対策
 医学上根拠のない接種間隔、接種年齢制限に対しては柔軟に対応する。基本的には定期接種、公費で。

対策例

  • 三種混合ワクチン一期の接種間隔が8週間過ぎても定期接種として対応。
  • MRワクチン一期は二歳でも定期接種として対応。

被災地での問題

  • ワクチンを打てる環境では全く無い
  • ワクチンの記録(母子手帳、カルテ、予防接種台帳など)が存在しない。
  • またワクチン記録が不明な子ども達が一時的にでも遠隔地へ避難する場合、
  • 避難生活地でOPVを接種した場合、居住区が密接することからワクチン株ポリオが蔓延する可能性あり。

上記の結果起こるうること
 被災地および避難地でワクチンで防げる病気(感染症)が広がる。

対処法
 これは皆さんの叡智を集めて迅速に対応するしかありません。母子手帳がなく保護者の証言も確認できないケースは、残念ながら出てきます。軽く見積もっても数万人でしょうか?カルテ記録や予防接種台帳が残っていても、完全に修復するのは時間も掛かり困難です。小児科学会が総力を上げて取り組むべきです。ワクチン歴が不明の場合は、未接種とみなして接種する、という踏み込んだ判断も必要ではないでしょうか?

 

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