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2011年2月 8日 (火)

ワクチン啓蒙とビジネスと予告.inと

http://www.iryoseido.com/

 先日、第67回医療制度研究会講演会に行ってきました。

 

 演題は薗部先生のVPDの話ですが、後半はワクチン啓蒙の話でした。で、意外だったのはこのワクチン啓蒙の話は総務省だったということ。厚生労働省の管轄ではありません。地域ICT利活用広域連携事業という総務省の管轄です(修正する気力が無い)

20110207231915_3

 事業としては、冊子と、絵本、それにサイトによるワクチン啓蒙。当日行われたデモでは、生年月日を入力するとワクチンのスケジュールができます。本番では休日に配慮したスケジュールが出来る予定です。ニックネームと生年月日で登録されているので、プリンターが無くても小児科外来で印刷することも可能です。英語、フランス語、スペイン語、中国語、韓国語でも印字できるので、海外渡航にも対応できます。発熱などでスケジュールが変更した場合もOKということ。至れり尽くせりです。

 しかし、どこまで必要なのでしょうか?

 予算化してしまった以上消化するしかありません。冊子は優れたものでお金を掛けていることがわかります。サイトの内容も、意気込みを感じます。しかし、この予算はいったいいくらで、誰が関わるのかと思ってしまいます。そのお金は、ほかの事に使えませんでしたか?と聞きたくなる。

 IPVの緊急輸入(せめて行政措置予防接種に組み込む)の予算に回せないのか?世田谷区ではヒブワクチン・小児肺炎球菌ワクチンはすべて公費負担ではなく、3000円の自己負担になりました。物言いをつけたかったけど、その直後聴いた話で世田谷区の税収が180億円減なんて聞いて、何もいえない自分に落ち込む。

 IPVに関することやこの事業に関する書き込みなどを見ると、無気力やら悔しいやらで涙腺がゆるくなった。

 この事業がどうして総務省で行われたのか自分には知る由も無いけれど、自分はもっとお金を掛けずにワクチン啓蒙をしてみたい。そう、予告.inのように。秋葉原の連続殺傷事件をふまえ、当時の総務相がネット犯罪予告検知ソフトの予算に数億円掛かると言及したのが、予告.inを作るきっかけだったということ。掛かった費用は0億円。

 薗部先生の足元にも及ばないけど、精一杯頑張ります。

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コメント

ググってみました。
http://www.kids-clinic.jp/yobou/index.html

こんな時、プログラムができたらと思うですが、頭がついていかないですね。

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