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2010年9月30日 (木)

ポリオワクチンに関するメディア(医療ガバナンス学会)

医療ガバナンス学会から「Vol. 310 長男、ポリオにかかっていた!?」です。現在のところサイトにはVol. 308までですが、数日後には載ることでしょう。

***************************************************************************** 長男、ポリオにかかっていた!? 堀米香奈子 ロハス・メディカル専任編集委員 2010年9月30日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp --------------------------------------------------------------------- 皆様ご存知でしょうか。日本では毎年、定期接種として国が積極奨励しているポリオの予防接種(経口生ワクチン)から何人もの子どもたちがポリオに罹患し、骨髄性小児麻痺を発症しています。重症の場合、麻痺は四肢だけでなく内臓の筋肉にも及び、呼吸困難から命を奪われることもあります。軽くていったんおさまっても、しばしば40代50代になって再び症状が現れるのがこの病気の恐ろしいところ。ただし、日本国内ではポリオの野生種は根絶したとされています。にもかかわらず、海外での流行を背景に、「予防のために」と受けたワクチンで一生続く障害を背負わされることになった子どもたちが確実に存在し、増え続けているのです。 これについて「ポリオの会」が現在、不活化ワクチンへの早急な切り替えを国に求め、署名活動を行っています(http://lohasmedical.jp/blog/2010/05/post_2309.php)。不活化処理されたワクチンからは、ポリオに感染することはありません。そこで日本以外の先進諸国ではすでに不活化ワクチンへの切り替えが済んでいるというのです。なぜ日本だけが今も「確実に」感染者を出し続けている経口生ワクチンが国によって積極奨励され続けているのでしょうか。 実は私も今回、この署名活動にあわせてロハス・メディカルに掲載された小山会長の対談(http://lohasmedical.jp/news/2010/06/27164525.php?page=1)を読み、ポリオの生ワクチンがもたらす被害を改めて知ることとなりました。そしてふと、現在3歳8ヶ月の長男が0歳11ヶ月のとき、ポリオの予防接種を受けてから2週間ほどたったある朝突然に、彼の体に異変が現れたことを思い出したのです。 その日は土曜日。実家に滞在中で、一同揃っての朝食を準備しているときでした。隣の和室で寝ていた長男がそろそろ目を覚まして出てくるころかな、と思っていたところ、案の定、姿を現しました・・・が、それはヨチヨチ歩きではなく、”ずりばい”でした。ずりばいは、はいはいの前段階、もう数ヶ月も前に卒業したはずです。おかしいな、と見ていると、すぐに彼も好んでずりばいしているのではないことがわかりました。かれは何度も立って歩こうとトライしているのです。しかし立つことさえままならないうちに膝から崩れおち、転んでしまうのでした。どうも左足がぜんぜん機能していない様子。右足で一歩踏み出し、そして左足で支えようとするのですが、全く抵抗もなくぐにゃっとしてしまうのです。ただ痛みなどはないらしく、本人は意外とケロっとしています。 しかし私たち親とまわりの家族は皆、驚きうろたえました。いったい何が起きたんだろうと。まだまだ歩き始めたばかりで体勢が不安定なため、転ぶことはしょっちゅうでした。でもそれとは異質な倒れ方、というか、立つどころではないといった異常な状態です。実は私はこのとき、すぐに2週間前のポリオ生ワクチンの経口接種のことを頭に思い浮かべました。しかし、2週間も前のことだし、素人判断ではよくわかりません。一方で、ほかに原因はまったく思いつきませんでした。かかりつけの小児科は休診のため、主人が知り合いの小児科医に電話で相談してみましたが、はっきりしたことは分かりませんでした。そしてそのまま2日間、何もできないままに不安な時間を過ごすこととなったのです。 結局、幸いにも症状は2日で回復し、長男はまた立って歩けるようになりました。そうしてそのまま、そんな出来事もすっかり忘れてしまったのでした。喉もと過ぎれば何とやら、とのんきでいられたのは、ひとえに今日、長男が元気に走り回っていられるからです。しかしここへきて、知れば知るほど、長男のあのときの症状はポリオの予防接種によるものだったのではないかと考えずにはいられなくなりました。気になってロハス・メディカルでもたびたびお世話になっているナビタスクリニック院長の久住先生に伺ってみたところ、「軽いポリオにかかっていた可能性はあります」とのこと。加えて、そういえば立てなくなる数日前、長男が39度を超える熱を出していたことも思い出しました。ほかには特に症状がなく、とにかく熱だけが高い状態が2日ほど続き、その熱が下がってちょっと安心していた矢先の出来事だったのです。この点も、ほかの患者さんたちの「麻痺が生じる前に発熱」という経過とそっくりです。一歩間違えば長男ももっと危ない状況だったのかもしれません。本当に背筋が寒くなりました。 そしてつい先日、次男にもとうとう集団接種のお知らせが市から届きました。私は個人的に、安全性が高いとされる不活化ワクチンを接種させようか、という方向へ気持ちがかなり傾いています。実は久住先生も不活化ワクチンの接種を勧めてくださいました。ただ、ワクチンは3回(+追加で1回)接種させるものとされていて、1回あたり6500円。とりあえず2万円が飛んでいくことになります。被害のことをそれほどよく知らなければ、あるいは私のようにヒヤッとした経験がないお母さんなら、無料の定期接種を受けさせようと考えるのは当然かもしれません。 でも、なんだかおかしくないでしょうか? 予防接種を受けるのにこんな心配をしなければならないなんて、何か変です。予防接種はあくまで予防のために受けるものですよね? もともとポリオは国内では野生株は根絶されたといいます。ですから普通に生活していたらまず罹らないものなのですが、海外ではまだ流行している地域もあるので念のために予防接種を受けている。だったら当然、予防接種で罹患するなんていう事態は、最大限避ける努力をすべきですよね。ところが国は、毎年数人の被害者が出ていることを把握しながら、なおかつ安全な不活化ワクチンの存在と世界的な普及を知りながら、いまだに生ワクチンの経口接種を積極奨励しているのです。「ワクチンの危険性をよく知っていてなおかつ金銭的に余裕がある人が輸入ワクチンを接種するのは自由ですが、責任は負いませんよ。ですから基本的には、ポリオになっちゃうかもしれないけど、生ワクチンを受けてくださいね」と平気で言っているということです。 要するにこの「予防」接種というのは、「あなたの子供にとって予防になりますから」ということではないのです。そう思わせておいて実は「国の中に蔓延するのを予防できますから」と言っているに過ぎないのですね。というのも、よくよく予防接種法を見れば、最初からきちんと断ってありました。 第一条 この法律は、伝染のおそれがある疾病の発生及びまん延を予防するために、予防接種を行い、公衆衛生の向上及び増進に寄与するとともに、予防接種による健康被害の迅速な救済を図ることを目的とする。 国のやることですから当然、国民ひとりひとりの健康よりも、大多数の健康=公衆衛生が大事です。そのためには予防接種による健康被害は想定の範囲内で、別段、意外なハプニングでも何でもないということなのでしょう(もちろん万が一を想定して備えていただく必要は実際ありますが)。 先進国で日本だけが不活化ワクチンでなくいまだに生ワクチンだという事実を知って驚いても、それがどうしてなのか、これまで全く理解できませんでした。明らかに本末転倒な事態が何件も発生しているのに(報告されていないものも含めたらもっとでしょう。我が家の長男ももしかしたらカウントされて正確な統計が取られるべきなのかもしれません)、なぜ放置されているのか。なぜ厚労省は怠慢なのか。でも、なんとなくわかりました。結局それは、厚労省のお役人がどこを見ているか、という問題なのです。 それにしても腹が立ってきます。予防接種によるポリオの罹患は、明らかに人災。避ける方法があって、なおかつそれが別段困難ではないのに、無視され続けているのです。本当に国民を馬鹿にしています。小山さんたちの署名活動が実を結ぶことを心から祈るばかり。我が家の次男については残念ながらそれを待っていられないので、自衛手段として2万円、痛いけれど、払うしかなさそうです。 最後に、百聞は一見にしかずですから、皆さんもぜひ下記のテレビ報道を一度ご覧になってみてください。 ●Voice 憤懣本舗 不活性ポリオワクチン(2010年8月23日) http://www.youtube.com/watch?v=PtWCCKoo5PQ (この文章は、ロハス・メディカルブログに9月3日付で掲載した文章をリライトしたものです。) ------------------------------------------------------------------------ 皆様からのご寄附をお待ちしております!!出産の際に不幸にしてお亡くなりになった方のご家族を支援する募金活動を行っています。お二人目のご遺族に募金をお渡しすることができました。引き続き活動してまいります。 周産期医療の崩壊をくい止める会より http://perinate.umin.jp/ ------------------------------------------------------------------------- 配信・解除依頼は info@medg.jp までメールをお送りください。手続きに数日要することがありますので、ご了承ください。 今回の記事は転送歓迎します。その際にはMRICの記事である旨ご紹介いただけましたら幸いです。 MRIC by 医療ガバナンス学会 http://medg.jp **************************************************************************** ※メールアドレス変更・メルマガ解除は以下よりお手続きをお願いいたします。 http://www.medg.jp/support/mailinfo.php?id=90qz3tnr2xMr3bCX MRIC by 医療ガバナンス学会

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